FC2ブログ

2019-01

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

8月20日のコミティア121参加のお知らせ

 2017年8月20日開催のコミティア121に参加することになりました。
 サークル名「樹上の村」でスペースNo.「は19b」です。
 ちょっと前に書いた小説「酒が飲めない異世界に転生したんだが、俺はもう限界かもしれない」を出品予定です。
 この小説は小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿したものになります。

 最近活動拠点をなろうとTwitterに移しております。
 よろしくお願いします。

Twitterのアドレス
小説家になろうのページ

↑こちらがリンクになってます。

スポンサーサイト

イタリア10日目ー成田から家へー

 楽しいイタリア旅行も、今日で終わりだ。
 長くて短い、イタリア旅行だった。
 飛行機の中では眠りつつも本を読んでいた。
 中島義道の「哲学の教科書」だ。この人の本は何気に好きで、よく読んでいる。中島義道は、近くに居たらどう見ても偏屈なおっさんで近寄りたくない感じなんだけど、書いていることは素晴らしいし、気持ちがいい。
 世の中の、当たり前の前提を疑い、疑問を呈するところが好きだ。
 あんまり関係ないけど、帰属意識がとても低い人っていると思う。
 僕もそうなんだけど、何かに対する帰属意識が低い。会社対する帰属意識なんてカケラもないし、僕が属していると思われる他の集団に対しても、低い。
 この帰属意識の低さって、「どこにも居場所がない、自分の場所はここじゃない」って意識だと思う。
 妙な疎外感というか、孤独感が、僕に中島義道を読ませる。
 これは暗い話でもなんでもなくて、誰にでもあることだと思う。
 多くの人が自分の属している集団に多大な帰属意識を持っているわけじゃないと、僕は考えている。
 だから、中島義道みたいな変な人の本が売れているわけで。 
「ここじゃないなぁ。何か違うんだよなぁ」と思っている人は、中島義道を読んでみるとおもしろいかもしれない。

哲学の教科書 (講談社学術文庫)
中島 義道
講談社
売り上げランキング: 105,737



 あと、神林長平のグッドラック戦闘妖精雪風も読んだ。
 神林長平は大好きな作家である。人類と謎の生命体ジャムとの戦いを描いた作品で、硬派かつ素敵なSFである。
 雪風が主人公に「私を信じろ」と言うシーンはしびれた。とってもおもしろいので、こちらもオススメである。

グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)
神林 長平
早川書房
売り上げランキング: 52,494



 そんなこんなで本を読みつつ眠りつつ、成田空港についたのは9時くらいだった。空港から降りると、パスポートに判子を押して貰う。そこには帰国の文字が。帰ってきたのだ。
 成田で自分のスーツケースを探していると、税関の麻薬犬がうろうろしていた。コペンハーゲンから来たもんだから、オランダ経由で麻薬を持ってきたと考えているのだろう。
 税関の麻薬犬にケツの回りをうろつかれる経験はなかなか珍しい。
 手荷物検査をして、税関を通過するとき、ご協力ありがとうございますと言ってきた。僕もありがとうと言った。日本語が通じるんだ。当たり前だけど、感動するな。あまり意識してなかったけど、自分の国の言語が使えないってのはかなりのストレスになるものだと思った。
 税関の職員は、僕の応対をしたあとに外人の応対をして、英語をしゃべっていた。当たり前だけどすごいなぁ。
 税関を抜けると、ようやく成田空港を歩き回れる。
 僕らがまず探したのは喫煙所。そこで一服。最高にうまい。そのあとWi-Fiを返却。
 さらに電車に乗って成田駅に降りた。なぜかと言えば、銭湯に行くためだ。
 そこで旅の疲れを癒して、一杯やって帰ろうってわけだ。最高じゃないか。
 というわけで、歩いて銭湯まで行き、風呂に入ってビールを飲んだ。
 最高の気分だった。久しぶりに白いご飯でソースカツ丼を食べた。涙がでるほどうまい。
 ビールもキンキンに冷えており、体中に染み渡る。
 ああ、日本はやっぱりいいなぁ。
 日本語通じるし。

ケータイ5


 とてもいい気分だった。Nは少し寝ていくというので、僕は一足先に帰った。
 地元の駅に着いたのは18時くらい。三省堂でベルセルクの新刊を買い、父親に車で迎えに来てもらった。
 家に帰るとまた風呂に入って、夕食を食べ、旅行のことを軽く話してお土産を渡してから眠った。
 イタリアに行っていたのが夢みたいだ。
 いつものベッドでいつものように、マンガを読みながら眠った。

イタリア9日目ーミラノから東京ー

 9日目は飛行機に乗るだけだ。
 しかし、とんでもない事態が発生する。

 起床は5時半。起きてとりあえず日記を書いていた。
 しばらく日記を書いていたら、Nが起きてきた。今何時ですか?と聞いてくる。
 僕が6時半だよと言うと、7時半じゃないかと彼は言う。そんなはずはない。今まで見てきたケータイアプリの世界時計でも6時半だし、今まで8時間差があった日本時間との差から考えても6時半だ。更にNの腕時計も6時半だ。NのiPhoneアプリだけがなぜか7時半だった。もっと深く考えるべきだったのだ。なぜ突然、今まで全て同じ時間を示していた時計にズレが生じたのかを。
 ここで僕らは時計のズレに大した疑問を持つことなく普通に朝食を食べて、僕の時計で8時に家を出た。飛行機の出発は11時20分だったので、結構余裕を持って出発したことになる。
 途中でドゥオーモ広場で写真を撮ろうとか、そんなことを考える余裕さえあった。
 しかし結局やめて、まっすぐ空港に向かう。この判断が死命を分けた。
 マルペンサ空港に行くために、ミラノ北駅に着いて驚いた。駅の電光掲示板がおかしい。8時半に駅に着いたのに、電光掲示板の時間表示は全て9時半以降の出発なのだ。8時台に電車はないのか?
 なにか奇妙だ。
 なにかただならぬことが起こっている。
 そして瞬間的に気がついた。
 これは、サマータイムだ。
 全ての時計を一時間早くするというヨーロッパの風習、サマータイムだ!
 これによって日の出ている時間を少しでも使えるようにするのだ。
 しかし、なぜよりによって今日なんだ。
 明日だったら関係なかった。昨日だったら、そのうち気づけた。
 イタリアを発つこの日この時に知るとは!!
 焦る僕ら。9時半の出発に乗り遅れる。次の電車は9時58分だ。
 非情にまずい。空港までは電車で30分。10時半に空港ついて、搭乗手続きをしないといけない。
 飛行機の出発が11時20分なので、かなりやばい。果たして間に合うのか。
 まるでバック・トゥ・ザ・フューチャーみたいだ。
 なんでいつもギリギリになっちゃうのかなぁ。
 電車内で気をもんでいたが、そのうち切り替えた。
 間に合わないならまあそれでいいや。もちろん間に合わせるために全力は出す。
 というわけで、駅についたら空港内まで全力ダッシュをかます。
 10日分の荷物とお土産を詰め込んだキャリーバッグを持っていたので、かなり重い。
 息が上がる。
 大急ぎで搭乗手続きをした。スカンジナビア航空の人に「too late!」と叱られる。
 でも手続きはしてくれた。
 空港内を駆けまわり、手荷物検査も一瞬で終われせて、搭乗ゲートへ到着。まだ搭乗は始まっていない。
 ま、間に合った。
 何とかなったのだ。
 一服しよう。
 空港内の喫煙室で一服をしながら、Nと笑った。
 何でもないまま終わるはずだったのに、結局何かあるのだ。
 無事に飛行機に乗れた僕らは、ミラノからコペンハーゲンへ向かう。チャオグラッチェイタリア。

RIMG1022 のコピー

 コペンハーゲンではお土産を買って、お昼を食べた。
 会社の土産もここで買った。ユーロで買ったのに、現地の金でお釣りをよこすのは勘弁して欲しい。
 コペンハーゲンは物価も高いし、喫煙所はないし、ろくでもないところである。
 レストランでパスタを頼んだのに、なかなか来なかったのもファッキンである。
 そんなこんなで、コペンハーゲンを経ったのがイタリア時間で3時45分くらい。
 さあて、いよいよ東京に向かうってわけだ。長かった旅行もいよいよ終焉が見えてきた。
 でも、まだ終わってない。家に帰るまでが旅なのだから。

 

イタリア8日目ーミラノフットボールー

 イタリア旅行の9日目と10日目は移動に費やされるので、実質的には最後のイタリア観光になる。
 盛りだくさんだったイタリア旅行のトリを飾るのはフットボール観戦!
 この大旅行を締めくくるのに相応しい大舞台だった。
 起床は6時。1時間かけて昨日の日記を書いた。
 7時に朝食を食べる。パンとジャムとヨーグルトに混じって味噌汁を飲んだ。もう3日連続で飲んでるけど、最高だ。味噌汁がこんなにも素晴らしいものだったとは。
 おいしすぎる。
 朝食に並ぶメニューも最高においしいんだけど、味噌汁のおいしさはそれとは違う、舌だけじゃなくて心に響くおいしさなのだ。
 朝食を食べたあとは速やかに出立の準備を整える。何しろ試合開始が18時だと思っていたけど15時からだったのだ。大急ぎで準備をして、9時過ぎにはホテルを出た。そして早すぎだ。地下鉄でヴェネチア駅からサンシーロスタジアムがあるLOTTO駅までは15分くらいで着く。そこから歩いて20分くらいだから、10時にはサンシーロに着いた。ちょっと早すぎた。まあ時間があるのは悪いことじゃない。
 ただ、雨は最悪だった。どうもこの旅行には雨がついて回る。困ったものである。
 LOTTO駅に着くと、さっそくサッカーグッズのショップがあった。インチキ臭いのでもちろん買わない。せっかく来たのだ。ちゃんとした店で買いたいじゃないか。
 サンシーロに向かう道道にはダフ屋が居て、「チケットチケット」と言っていた。100€で意外と安い。でも僕らは彼らより遥かにいい席を持っていたので、話だけ聞いてグラッツェと別れた。冷やかしである。

RIMG0914 のコピー


 サンシーロスタジアム回りは、試合開始5時間前だというのに活気に満ちていた。スタジアム周辺には屋台が並び、サッカーグッズだったりサンドイッチだったりが売っていた。
 ふらふらと歩きまわり、僕らは公式っぽい店に入る。僕はユニフォームと缶バッチ、マフラーを買った。缶バッチは7日のフットサルのお土産にしよう。

RIMG0917 のコピー


 屋台を歩いて回るのも楽しい。インテルの鉛筆があったので、「How much?」と尋ねたら「present」と言われた。喜んで受け取る。この国の値下げ感覚が未だによく分からない。
 ユニフォームを買って歩き回っていると、車に乗ったイタリア人が「いえー!」と大声を出して僕らを呼んだ。特に意味は無いだろう。ガッツポーズだけしておいた。
 屋台を歩きまわっても随分時間が余ってしまったので、安定のマクドナルドに入る。そこでマックチキンセットを頼む。うめえ。
 1時間半くらいマックで時間を潰した。
 そのあとマックの隣にあるおもちゃ屋に入ると、黒騎士とホワイトタイガーのフィギュアを買った。
 なかなかかっちょいい。自分の土産にしよう。
 いい時間になった。
 キックオフの1時間前である。
 マクドナルドからスタジアムに戻る途中の道は大行列になっていた。8万人を収容するスタジアムだ。そりゃあ混むだろう。そこで行われるのはイタリア最高の人気を誇るスポーツ、フットボールなのだ。
 スタジアムに近づくにつて、会場からは怒号のような大声が響いてくる。
「うおおおおおおおおお!」
 スタジアムが叫んでいるようだった。
 圧倒的な熱気に、僕らのテンションも自然と上がる。
 激しく混雑する中、僕らは受付のゲートをくぐった。結構たいへんだった。チケットをかざすところで、うまくできなくて焦った。後ろにいたイタリア人が親切に教えてくれた。イタリア人マジでいいやつ。
 スタジアム内に入ると、まず席を探した。
 自分たちが入るゲートを見つけ、中に入る。

RIMG0926 のコピー


 圧巻の光景だった。巨大なサンシーロを埋め尽くす人の群れ。彼らが大声で叫んでいた。まだ試合前なのに。雨が降っているので、けぶるように見える対面の観客席。まるで熱気がほとばしっているようだった。僕は興奮して写真を撮りまくり、ここの空気を少しでも切り取れるように動画の撮影もたくさん行った。
 ほどなくして、スタメンのコールが始まる。
 スターティングオーダーを読み上げるとき、名前が呼ばれる度に観客が歓声を上げたりブーイングをしたりしていた。僕はヨーロッパサッカーがほとんど分からない。もうちょっと勉強すれば良かった。
 マンデーフットボールでも見てみよう。
 そして試合開始。
 これがもう大盛り上がり。何かあると歓声やブーイングが起こる。彼らの抗議の仕方がおもしろいんだ。日本人の僕から見るとすごくオーバーで大げさに手を振って、立ち上がって堂々と感情を出す。でも、こういうのに憧れるなホント。

RIMG0956 のコピー


 試合は開始早々にユーヴェに先制点を入れられる。21番のピルロがうまい。回りがめちゃくちゃ見えている。彼が試合を組み立てて、攻撃を作っているようだった。
 インテルも果敢に責め立てて、一点を返すも、その後追加点を取られて負けてしまった。
 長友はベンチには居たけど、残念ながら出場機会はなかった。

RIMG0976 のコピー


 試合が終わるとスタジアムの人は早々に帰っていった。僕らはもう来ないであろうサンシーロスタジアムの写真を撮りまくっていた。声をかけらたので、イタリア人家族の写真に混ざったりしていた。めちゃくちゃである。
 負けてしまったけど、とても満足して帰路につく。帰りはもちろん激混みで、僕らは次の駅まで歩いた。歩いたけど、電車の乗る方向を間違えてLOTTO駅に戻ってしまった。仕方なくLOTTO駅から電車で正しい方向に進んだ。降りたのはドゥオーモ駅。Nが彼女に買うミューミューのキーケースを買うのに付き合った。そのあと、ACミランショップに行った。インテルのユニフォームを着ていたので、上着を羽織って隠す。インテルとミランは本拠地はミラノで同じだけど、仲が悪いらしい。ACミランショップでは軽くグッズを買う。これもおみやげ用だ。
 ミランショップを出ると、ドゥオーモ広場で写真を取った。見納めかもしれない。
 写真を撮って、地下鉄に乗って僕らのヴェネチア駅に戻ると、もうこの旅はあと僅かなんだなと思った。ホテルで荷物を下ろして、4回目のピザ屋に行く。ミラノの夕食はほとんどここで食べているのだ。
 何回食べてもおいしい。
 おいしくいただき、満足して部屋に戻る。部屋でも軽く酒を呑む。ワインとチーズと生ハムだ。
 少し食べて、少し飲んで、疲れていたので眠った。
 明日にはもう発たないといけないのか。
 何だか不思議だ。日本にいたのがはるか昔ような気がする。
 日本が懐かしいのだ。何しろ僕は、日本が大好きだから。
 イタリアに居る時間もあと僅かだ。
 もう思い残すところなく、無事に帰りたいものである。

 

イタリア7日目ーミラノシングルコンバットー

 毎日毎日劇的な何かが起こるイタリア旅行だけど、今日だけは抑え目だ。
 でも、意味のない一日じゃない。今日は僕に「これから海外旅行に行ってもやっていける」という自信を与えてくれた。ある意味で、最も価値のある一日だった。

<別行動をとる>
 朝起きてまず決まったのは、それぞれ別行動を取るということだ。
 今まで全ての行動の先導役になってくれたNがいない。不安は募るけど、楽しみでもある。
 今日も朝食は味噌汁を飲んだ。心が洗われるようだ。染みるぜ。やはり日本人なのだなと思う。味噌汁を飲むだけで、ぽかぽかする。
 朝食を終えて、部屋に戻る。実は昨日から腹が痛くて、それが相変わらず治らない。いつもより慎重な行動が必要だった。部屋を出たのは10時過ぎだ。それまではベッドで眠っていた。
 ホテルを出て向かったのはドゥオーモ広場。Nはそこで両替をした。

 ケータイ3


<ドゥオーモ広場で絡まれる>
 次に向かうのはBARだ。スカラ座近くに昨日から目をつけていたBARがある。
 向かう途中で、黒人に絡まれた。セネガル人とのこと。妙にフレンドリーに話しかけてくる。「ナガトーモ!ナカータ!」とか言いながら寄ってくる。
 ミサンガみたいなものをNの腕に巻いてくれた。プレゼントしてくれるらしい。
 僕がNを待っていると、別の黒人がやってきて、僕にもミサンガを巻いてくれた。
 でも、それで終わるわけがなかった。
 ミサンガを巻いたあと、僕の周りには3人くらい黒人が集まってきて、指をこすりながら「マネーマネー」と言ってきた。プレゼントじゃねーのかよ!
 感情の読めない外国人に「マネーマネー」と詰め寄られるのは気味が悪い。
 僕は「ノーノー」と言いながら、無視して広場を出た。
 Nは50セントだけ払ったらしい。
 このあとひとり行動をしたとき、何度か黒人に絡まれた。その度に一応挨拶はするけど、ミサンガは絶対に買わなかった。まじめに働けよな。あいつら「貧しいアフリカのために」とか言ってたけど、絶対自分のためにしか使わないだろ。
 それにしても、どういうわけかあの手の外国人にはすぐ僕らが「日本人」だと分かるらしい。僕もこの旅で韓国人と中国人と日本人の区別がつくようになったから、きっとその能力を彼らも身に着けているのだろう。
 厄介なやつらである。そんなことしてないで真面目に働け。
 黒人に絡まれたあと、おしゃれなBARに行って、僕らは軽く食事をした。そこでカフェラテとクロワッサンを頼む。クロワッサンが最高においしかった。

ケータイ1


<日本へ手紙を出そう>
 BARを出て、再びドゥオーモ広場に戻ると、僕らは別れた。Nは地下鉄に乗り、僕はミラノの街を歩く。EXPOが開かれているとのことだったけど、場所がよく分からないので結局公園みたいなところを歩き回っていた。
 広くて自然が豊かで、最高の散歩道だった。そこで煙草を吸いながらオアシスの「whatever」を聴いた。めちゃくちゃ合ってる。状況に酔ってる。楽しい散歩を終えたアト、僕はエキスポ会場ではなく手紙と便箋を探すことにした。家族への手紙を書くのだ。書けというから仕方ない。
 POSTEと書いてある建物に入り、そこで便箋と封筒を買う。POSTEって多分ポストのことだろ?
 じゃああとは書くだけでオッケーじゃん!
 というわけで、POSTE近くのBARに行って、手紙を書いた。一時間くらいいて、小さい紙に三枚の手紙を書く。BARを出るとき9.5€も支払った。もしかして長時間いたからチャージ料みたいものが発生しているのだろうか。
 手紙を書いて、外で煙草を吸っていると、白人の美女二人組に「煙草はないか」と言われた。ほとんどなかったけど一本あげると嬉しそうに去っていった。ああ、英語が喋れたらもっと話したのに!
 この国にいると、立っているだけで、歩いているだけで何人もの人に話しかけられる。カネ目当ての人間も多いけど、普通に気軽に話しかけてくる人も多い。こういうところは大変好きだ。
 POSTEに行っても、さっそく話しかけられた。
「ケータイを買え」と言う。
 僕は「いらん」と言うと、去っていく。よくある光景である。インフォメーションで手紙の出し方を聞くと、「ここはPOSTEじゃない。あっちに行った先にPOSTEがあるよ」とのことだった。その人が言う「あっち」に行ってみると、確かに「POSTE」はあった。しかし、閉まっているみたいだった。扉に近づくと、POSTEの前で煙草を吸っていた老婆に話しかけられた。「ここは違う」と言っていたと思う。
 結局よく分からないまま、僕は途方に暮れてしまった。時間的にももう新しいホテルにチェックインできるから、帰ってしまおうと思った。電車に乗って、ホテル近くに行く。電車の中には楽団がいた。車内で勝手に演奏を始めて、終わったら金を取って回るのだ。なかなかおしゃれな連中である。
 荷物を預けていたホテルケネディで荷物を受け取り、アンナちゃんのいるホテルにチェックイン。部屋に入ってようやく人心地ついた。しばらくホテルの無線LANでネットをやったりしていた。あと、途中のスーパーで買ったポテチとコーラをつまみながら、Kindleでマクベスを読んでいた。
 読み終わって、思った。このまま手紙一つ出せないまま終わったらまずい!
 思い立ったら行動しないと、いけない!マクベスでもそう言っていた。
 一人じゃ何も出来ないという不安は、今後の旅行に差し支える。
 行くしかねえ。地球の歩き方をめくると、何と郵便の出し方が書いてあった。本当に使えるガイドブックである。それによると、イタリアの至るところにあるタバコ屋で切符を書い、ポストに投函するそうだ。そうだったのか。全然知らなかった。
 とりあえず近所の煙草屋を二件ほど回るが、何と切手はないという。
 マジで!?
 外はわずかに雨が降ってきたし、困った。
 しばらく歩きまわると、足が痛くなってきた。歩きすぎているのかもしれない。
 どうしようと思って、三軒目のタバコ屋に入ると、ちゃんと切符を売ってくれた。
 2€である。
 よ、よかった。そこで糊も貸してもらい、切手を張って、封筒に封をした。
 ポストはもう見つけていたので、そこに投函。空港便と書くのも忘れなかった。
 封筒には三ヶ国語が書いてある。「空港便」はイタリア語。「TO JAPAN」が英語。住所と宛名は日本語である。なかなか趣深いな。
 とにかく、無事に手紙を出せた僕はほっとして帰路につく。
 
<日本と同じように過ごしてみる>
 ベッドで横になると、ネットをしてニコニコ動画でを見ていた。
 日本とやっていることが変わらない。
 そのあと風呂に入って、引き続き遊んで、しばらくしたら日記を書き始めた。
 書いてる最中にNが帰宅。20時過ぎであった。
 Nは電車でスイスまで行ってきたらしい。さすがである。
 帰ってきたNと一緒にピザ屋に行き、テイクアウトで頼む。ビールももらって、部屋で飲みながら食べた。
 そうそう、アンナちゃんに手紙とプレゼントも渡した。サッカーのチケットも受け取った。めちゃくちゃ前の方の席だ。やべえ!!テンション上がる。
 ヨーロッパサッカーは、実ははあまり見てないけど、上がらざる得ない。
 よく考えたら、これがこの旅のメインイベントだ。
 素晴らしい試合を期待する。長友も出るかもしれない。
 うわおおお!
 最後を締めくくるのに相応しい舞台が、今整った。
 さあ、楽しもう!イタリア後半の日々を!


«  | ホーム |  »

プロフィール

ノロ

Author:ノロ
 樹上の村へようこそ!
 このブログは、小説サイト樹上の村(停止中)の管理人、ノロの個人ページです。
 現在は小説家になろうに作品をアップしております。上記リンクをクリックでなろうの個人ページに飛びますので、確認いただけたらと思います。
 ブログの内容は主に日記と、本、アニメ、映画、ゲームなどの感想で、ときどき時事ネタやグルメ情報、文房具の話なども交えてお送りしています。
●本家小説サイト
樹上の村
●小説家になろう個人ページ
ノロのマイページ
●Twitter
ノロのツイッター
●連絡先
marudetako
(a)gmail.com
↑(a)を@にしてくだい。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カレンダー(月別)

12 ≪│2019/01│≫ 02
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

カテゴリ

日記 (171)
サイト情報 (28)
本 (39)
映画 (13)
グルメ情報 (38)
時事 (9)
アニメ (16)
文房具 (9)
ゲーム (11)
買い物 (40)
音楽 (23)
フットサル (18)
ポケモン (8)
マジック (9)
旅行 (10)

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。